ドリアン（Sau Rieng）

今日は、お母さんは中部のお土産を送ってくれました。
それは独特の香りで、濃厚なドリアン（Sau Rieng）です。

この果物が大好きです。超美味しい～
今は丁度にドリアンの最盛期です。例年7～8月に１回目、11～12月に２回目と、年に２回収穫時期があります。ベトナムにおいて中部と南部の地域で盛んに栽培されています。

ドリアンの木は30ｍ位の高い木になりますので、花が付けば良く見えます。果実は、受粉後3ヶ月ほどで成熟し、大きさは 20 – 30 cm ほど、重さは 1 – 5 kg ほどになります。灰緑色をしており、外皮は革質で全体が硬い棘に覆われています。内部は5室からなり、各室に2-3個の種子があります。

そんな高い木に登って果実を取るのかと思われるかもしれませんが、違います。基本的には、果実が落ちるまで待ちます。ドリアンの果実がある程度熟すと、自然に落ちます。ですから、収穫は落ちてきた果実を拾うだけです。果実が落ちてきた時には大きくて重いだけに「ドーン」という地響き音がします。

硬い棘に覆われる皮を剥いた時に、指を刺されて血だらけになったことが何度もあります。(-＿-)
臭いが強烈とかよく言われるけど、ドリアン愛好家にとっては、魅惑な香りがあるドリアンの姿は見えずとも、あの香りが漂ってくるだけで反射的にヨダレが出てきてしまうほどです（笑）。

ドリアンは食べごろの見分け方が難しいです。
見分け方の秘訣は、「匂い」です。熟すほどに独特のにおいが強くなっていきます（熟していないなものはほとんど匂いが出ない）。

ナタなどで縦方向に割って（熟してくると、自然に縦方向に割れてきます）、中から出てきた生クリームに似た粘りのある柔らかい肉質部分があります。

やや繊維質だけど、よく熟したものはカスタードクリームのようになめらかです。

口に入れると、濃厚な甘みと独特の風味が口と鼻を支配します。

鼻をつまんででも、是非この果実を食して欲しいものです。
果肉を素手でひっつかんで、しっかりしゃぶりつくだけです。
手がベトベトになるけれど、それもついでにしゃぶり尽くします。その食べ方は一番美味しく感じさせますよ。

一度でも、ドリアンを美味しいと感じた人は、ドリアンが臭いや美味しくないと言う人を見つけたら、
私のブログを読む様にお勧め下さい。（＾＾）